短気は損気

2年くらい前になるが、ある研究会で、ある論文について発表をした時、ある人から、かなり鋭く厳しいコメントをもらったことがあった。それ以来、研究を進めようとすると、発表のことを思い出してしまい、それが苦しくて、研究プロジェクト自体を放っておくことにした。いわゆる「塩漬け」にしているつもりで、熟成するなら儲けもの、と高を括っていたわけであるが、最近になって、不意に、そのアイディアへの興味が戻ってきたので、じゃあ久しぶりに、と思い、関連ファイルを探してみたものの、一向に見つからない。今は使っていないハードディスクやUSBメモリなども当たったが、やはりない。どこにやったかな。思いあぐねていると、ふと、当時の記憶がよみがえってくる、、、先方の言うこと、まさにごもっとも、という訳で、もうこんなひどい、低質な研究はやめちゃえ!えらく短気をおこしたもので、ファイルも書類もなにもかもを、消去、廃棄してしまった。いくら探してもないわけだ、

 今、専ら自分の記憶に頼って、この研究プロジェクトを再開させようとしている。難儀である。短気は損気と言うけれど。

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2024年11月: Discussion Paper を発行しました: Agricultural Trade and Industrial Development (with Angus C. Chu, Pietro Peretto, and Rongxin Xu),  MPRA Paper No. 122630.  

2024年6月: Political Fragmentation versus a Unified Empire in a Malthusian Economy (with Angus C. Chu and Pietro Peretto) が, Journal of Economic Behavior and Organization に公刊されました. 

2024年4月: Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が Macroeconomic Dynamics に公刊されました. 

2023年9月28日: ChuoOnline にて「市場の質理論から生成AIを考えてみる」を執筆しました。

2023年5月: 日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました. 

2023年1月: Two-Dimensional Constrained Chaos and Industrial Revolution Cycles (with Makoto Yano), Proceedings of the National Academy of Sciences 120 (5), e2117497120 が公刊されました. 

 

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