ここのところ

さいきん」とか「近況」みたいな安直なタイトルが多くてなんとなく倦怠感が漂っているかも。すこしスパイスを効かせて「ここのところ」にしてみよう、と書き出したところ、単語「スパイス」の用法がこれでいいのか気になって、"spice" をいつもの Oxford Advanced American Dictionary で引いてみたのですが、

1. (C, U) one of the various types of powders or seeds that come from plants and are used in cooking. Spices have a strong taste and smell

というまあ普通のスパイスに加えて、

2. (U)  extra interest or excitement

と。だいたい想像していた意味と同じだったけど、こう面と向かってはっきり言われると、「さいきん」を「ここのところ」に変えたくらいで、どれほどの interest or excitement が追加されたのか、少し心配になる。

 

 ここのところ、、、と書き出してみてはいるのですが、まったくいつものルーチンです★プレゼンの準備★論文を書く★論文を投稿する★レフェリーレポートを書く★モデルの作成・分析★さんぽ★研究ミーティングを笑顔と気合で乗り切る★ビールをのむ★ワインをのみすぎる★元気でも元気がないわけでもなく★明鏡止水と疑心暗鬼をいったりきたりしてるような。

  

 唯一の新しい体験は、論文投稿のプロセスにおいて(ちなみに、査読 in Wikipedia)、

Reject & Resubmit (掲載拒否 & 再投稿)

という decision をもらったことでしょうか。Reject (掲載拒否)でも Revise & Resubmit (改稿&再投稿)でもなく。なんとも心が引き裂かれそうな、double bind というか。いいジャーナルだから頑張りたいけど、今回のレフェリーコメント、とりわけ的確に厳しいからなあ、、、

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2024年11月: Discussion Paper を発行しました: Agricultural Trade and Industrial Development (with Angus C. Chu, Pietro Peretto, and Rongxin Xu),  MPRA Paper No. 122630.  

2024年6月: Political Fragmentation versus a Unified Empire in a Malthusian Economy (with Angus C. Chu and Pietro Peretto) が, Journal of Economic Behavior and Organization に公刊されました. 

2024年4月: Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が Macroeconomic Dynamics に公刊されました. 

2023年9月28日: ChuoOnline にて「市場の質理論から生成AIを考えてみる」を執筆しました。

2023年5月: 日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました. 

2023年1月: Two-Dimensional Constrained Chaos and Industrial Revolution Cycles (with Makoto Yano), Proceedings of the National Academy of Sciences 120 (5), e2117497120 が公刊されました. 

 

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