達観

儒の言葉』のなかに、

 「「勤倹尚武」という成語くらい、無意味を極めているものはない。尚武は国際的奢侈である。現に列強は軍備のために大金を費やしているではないか?」

というアフォリズムがあって、たしかに、この文脈での「尚武」はスーパー達観して見れば、越境贅沢に他ならない、、、ただなかなか達観ってのも現実的に難しいですからね、浮世では「尚武」にきわめてプラクティカルな役割を見出さざる得ない、と。

 ちなみに僕自身、つねづね達観をめざしておりますが、もちろんかなわず、それに近づいたこともなく、あいかわらず、どろどろどろどろしておりまして、、、ただ、めちゃくちゃ状況がどろどろしちゃって、いやもう、こんなときに達観なんかできないよねっていう時でも、ひとつの付帯意見として、あるいはひとつの客観的基準として、達観した見方が頭をよぎる、というようなテクニックがオートマティックに身についているとすれば、とかく住みにくいこの世にあって、けっこうヘルプフルなのかな、と思わないわけでもないのですが、これもまたなかなかできないもので、今日も、どろどろどろどろどろとしながらラップトップに向かっているわけです。

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2024年11月: Discussion Paper を発行しました: Agricultural Trade and Industrial Development (with Angus C. Chu, Pietro Peretto, and Rongxin Xu),  MPRA Paper No. 122630.  

2024年6月: Political Fragmentation versus a Unified Empire in a Malthusian Economy (with Angus C. Chu and Pietro Peretto) が, Journal of Economic Behavior and Organization に公刊されました. 

2024年4月: Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が Macroeconomic Dynamics に公刊されました. 

2023年9月28日: ChuoOnline にて「市場の質理論から生成AIを考えてみる」を執筆しました。

2023年5月: 日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました. 

2023年1月: Two-Dimensional Constrained Chaos and Industrial Revolution Cycles (with Makoto Yano), Proceedings of the National Academy of Sciences 120 (5), e2117497120 が公刊されました. 

 

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