英語論文の書き方について、その最低必要用件というか、システマティックなノウハウが明記されている、最高に有益な本と出会う。まさに、これだ!!っていう本です。英語論文の「型」(と、はいごにある、英語議論の「型」)について明示的に書かれていて、とっても勉強になりました。
『社会科学系のための「優秀論文」作成術ープロの学術論文から卒論まで』
川崎剛、勁草書房、2010。
この本のもうひとつよいのは、学問の各段階(卒論、修論、博士論文、レフェリー付きの雑誌掲載論文)に分けて説明がなされていることです。論文を書くという作業には(って、なんて身の程知らずで僭越な!)、いわば、ひとりディスカッション?、とでもよぶべき作業の徹底的実行が欠かせない(気がする)わけで、、、加えて、「ひとりディスカッション」の実行中は、いやでも自分の言葉で思考せざる得ない(気がする)わけです。したがって、
「論文書く」⇒「ひとりディスカッション」⇒「自分の言葉で思考する訓練」
というチャートがなりたつ(のかなと思う)わけであります。
や、何が言いたいのかといいますと、つまりこの本は、卒論に取り組む学部生にも、とってもおすすめです!ということです。
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