薄着競争

日本からこちらにきて最初に気になることの一つは、地元のひとたちの薄着ぶりかもしれない。絶対5度くらいしかないだろう、という結構寒い日でも、Tシャツで闊歩しているひとがキャンパスには結構いる。じゃあ寒さに強いのかというと、たぶんそれはその通りで、この薄着トレンドの大きな要因の一つと思う。ただ気になるのは、Tシャツを着ている人が露骨に寒がってるのを時折見かけることである。バス待ちの時に、寒さに耐えきれず、その場で軽く駆け足したり体操したりしているTシャツを何回か見たことがある。これは、薄着の要因が、単に寒さに強いことだけではないことを示唆している。僕の理解は、たぶん、寒いからと言ってめいっぱい着込むのは自然に負けてる感じがしてクールじゃない、というものである。僕も、もともとけっこうな薄着派なので、気持ちがよくわかる。

 ということで、こちらに来てから、僕も勝手ながら薄着競争に加わってきた。キャンパスで薄着同士がすれ違うと、言葉を交わさずとも、独特な仲間意識みたいなものが発生したりして、なかなか味わい深いものがあったけど、やはり風邪をひいてしまったようで、最近はかえって厚着をしています。そういえばもうすぐひと月たつなあ。

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2024年11月: Discussion Paper を発行しました: Agricultural Trade and Industrial Development (with Angus C. Chu, Pietro Peretto, and Rongxin Xu),  MPRA Paper No. 122630.  

2024年6月: Political Fragmentation versus a Unified Empire in a Malthusian Economy (with Angus C. Chu and Pietro Peretto) が, Journal of Economic Behavior and Organization に公刊されました. 

2024年4月: Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps? (with Tat-kei Lai and Kenji Sato) が Macroeconomic Dynamics に公刊されました. 

2023年9月28日: ChuoOnline にて「市場の質理論から生成AIを考えてみる」を執筆しました。

2023年5月: 日経ビジネスの「グローバル・インテリジェンス」に矢野誠氏 (京都大学経済研究所特任教授) との共著記事「産業革命サイクル生む「市場の質」 好循環生み出す政策を」が掲載されました. 

2023年1月: Two-Dimensional Constrained Chaos and Industrial Revolution Cycles (with Makoto Yano), Proceedings of the National Academy of Sciences 120 (5), e2117497120 が公刊されました. 

 

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